短編映画用作品『笑い重ねて』から
末野「えーよ、気にしないで。気安いのが僕の信条ですから」井吹「スエットだけに・・でしたっけ」
末野「お、知ってくれてましたか。・・意外とフリートークは問題なくいけそうですね」
井吹「あ、そうですか。
俺はずっとピンでやってたから、そう言ってもらえると助かります」
末野「へー、なんでお笑いの世界に入ろうと思ったんですか」
井吹「いや、なんか、TVのお笑いの人を見てるとスゲエカッコよくて、
俺もそこでなら主役になれるんじゃないかな、と」
末野「おー、君も現実に不満を抱いて、その救いをお笑いに求めたタイプか」
井吹「スエットも?」
末野「うんにゃ。僕は漫才に憧れてね。
一人よりも二人の方が凄いお笑いができると思って」
井吹「なるほど」
末野「ピンが駄目って言ってるわけじゃないよ。実際、今はピン芸人だしね」
井吹「お互い、このオーディションが正念場みたいですね」
末野「そうだね。ここでも勝って、次でも勝って、ずっと勝ち続けるしかないやね」
2020年02月10日 16:01